高尿酸血症・痛風について
高尿酸血症・痛風とは
高尿酸血症とは、血液中の尿酸値が7.0mg/dL以上の状態です。尿酸は体内で作られる老廃物で、通常は腎臓から尿と一緒に排出されますが、作られすぎたり排出が悪くなると血液中に蓄積します。
痛風は、高尿酸血症が続くことで尿酸の結晶が関節に沈着し、激烈な痛みの発作を起こす病気です。「風が当たるだけでも痛い」と言われるほどの激痛が特徴で、主に足の親指の付け根に起こります。
診断基準
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検査項目 |
基準値 |
状態 |
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💎 尿酸値 |
7.0mg/dL以上 |
高尿酸血症(痛風発作あれば治療) |
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9.0mg/dL以上 |
高尿酸血症(すぐに治療) |
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🎯 治療目標 |
6.0mg/dL以下 |
合併症予防のための目標値 |
痛風発作の症状
痛風発作は突然始まり、激烈な痛みが特徴です。多くは夜中から明け方にかけて発症し、患部は赤く腫れ上がり、熱を持ちます。
- 🦶 好発部位:足の親指の付け根(約70%)、足首、膝、手指の関節
- ⚡ 痛みの特徴:「風が当たるだけで痛い」激痛、歩行困難
- 🔥 見た目:患部の発赤、腫脹、熱感
- ⏰ 経過:1-2週間で自然に改善するが、放置すると繰り返す
🚨 痛風発作が起きたら:
- 安静にする:患部を動かさず、心臓より高く上げる
- 冷やす:氷嚢やアイスパックで患部を冷却
- 早期受診:発作から24-48時間以内に受診が効果的
- 水分摂取:アルコール以外の水分を十分に取る
原因とリスク因子

- 🍖 プリン体の多い食事:レバー、白子、イワシ、エビ、カニ、干物
- 🍺 アルコール:特にビール、日本酒(尿酸産生増加、排出低下)
- ⚖️ 肥満:BMI 25以上では尿酸値が上昇しやすい
- 💧 水分不足:脱水により尿酸濃度が上昇
- 🧬 遺伝要因:家族歴がある場合はリスク増加
- 💊 薬剤:利尿薬、アスピリンなど一部の薬剤
- 🎯 ストレス:交感神経亢進による尿酸生成の増加
⚠️ 放置すると起こる合併症:
- 腎機能障害:尿酸腎症、慢性腎臓病の進行
- 尿路結石:尿酸結石による激痛、腎機能悪化
- 心血管疾患:心筋梗塞、脳梗塞のリスク増加
- 痛風結節:関節の変形、慢性的な痛み
検査
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検査項目 |
内容 |
目的 |
|---|---|---|
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🩸 血液検査 |
尿酸値、腎機能(クレアチニン)、肝機能 |
高尿酸血症の診断、合併症評価 |
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💧 尿検査 |
尿酸排泄量、尿pH、蛋白・潜血 |
尿酸産生・排泄タイプの分類 |
治療法
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治療段階 |
治療内容 |
使用薬剤・方法 |
|---|---|---|
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🚨 発作時治療 |
炎症と痛みの軽減 |
NSAIDs、コルヒチン、ステロイド |
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🎯 尿酸降下療法 |
尿酸値を6.0mg/dL以下に維持 |
フェブキソスタット、アロプリノール等 |
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🏠 生活習慣改善 |
食事・運動・減量指導 |
プリン体制限、節酒、水分摂取 |
日常生活での注意点
- 🥩 プリン体制限:レバー、白子、魚卵、干物を控える(400mg/日以下)
- 🚫 禁酒・節酒:ビールは特に避け、日本酒1合・ワイン200ml以下
- 💧 水分摂取:1日2リットル以上の水分を取る(お茶・水・コーヒー)
- ⚖️ 体重管理:BMI 25未満を目標に減量(急激な減量は避ける)
- 🥗 バランス食:野菜、海藻、乳製品を積極的に摂取
- 💊 服薬継続:発作がなくても尿酸降下薬は継続服用
- 📊 定期検査:尿酸値測定で6.0mg/dL以下を維持
🏥 当院での診療
春日もりさん内科循環器内科クリニックでは、高尿酸血症・痛風の専門的な診療を行い、合併症の予防と患者さんの生活の質向上を目指します。
🔹 当院でできること
- 専門的診断:痛風や合併症に応じた個別治療計画
- 発作時対応:迅速な痛風発作治療
- 心血管リスク管理:循環器専門医による動脈硬化・心疾患評価
- 腎機能評価:尿酸腎症、慢性腎臓病の早期発見・管理
- 薬物療法調整:副作用モニタリングと最適な薬剤選択
- 生活指導:食事指導、プリン体制限
- 継続的フォロー:定期的な尿酸値測定と合併症スクリーニング
💡 患者さんへのメッセージ:
高尿酸血症は症状がなくても将来の痛風発作や腎障害、心血管疾患のリスクを高める重要な病気です。痛風発作は適切な治療により予防可能であり、尿酸値を目標範囲内にコントロールすることで健康な生活を送ることができます。当院では循環器専門医として心血管合併症の予防にも力を入れ、患者さん一人ひとりに最適な治療プランを提供いたします。発作の痛みでお困りの方、健診で尿酸値の異常を指摘された方は、お気軽にご相談ください。
